燃料作り ~ 学校の収入源 その 2 ~
Date: 12.09.2016
Tag : 青年海外協力隊 青年海外協力隊/学校
こんにちは!前回、中学校がお金を得るための手段として
「以前の記事:石運び ~ 学校の収入源 その1 ~」を紹介しました。
今日はもう1つの方法である、燃料作り、そう、炭の作成についてご紹介!
炭の作成 ~手順~
STEP1 丸太を設置する
STEP2 丸太の上に草をたっぷりかぶせる
STEP3 草の上に土を覆いかぶせる
STEP4 木に火をつける
STEP5 そのまま 1 ~ 2 週間ほど放置で炭の完成
それでは少し詳細に説明
STEP1 丸太を設置する
これはその通り、どっしり丸太そのまま地面に置きますSTEP2 丸太の上に草をたっぷりかぶせる
これは火を付きやすくするため、
そして火が付いた後は、火が消えにくくするために、
丸太の上にたっぷりと燃えやすそうな草達を置いていきます。
(写真はSTEP3で行う土を既に少し草の上に置いてしまっている状態です)
STEP3 草の上に土を覆いかぶせる
土を覆いかぶせる事で、土の下の空間は酸素濃度は低くなっていきます。酸素が薄い結果、低火力でじっくりと木を燃やすことができます。逆に火力が強いと、木は粉々になってしまい、炭として使えなくなってしまうそうです。
もう1つのポイントが、
土を多いかぶせるときに一部空洞を作っておくことです。
カマクラを作るような感じでしょうか。以下の写真のように。
ここのカマクラの入り口から火を着けていきます。
STEP4 木に火をつける
この空洞から木に火をつけていきます。
(火が付きやすいよう、落ち葉や小枝などを最初に入れて燃やしていく)
火がついたら、この空洞を埋めるために、草を載せます。
その後、土を多いかぶせ、完全に密閉してしまいます。
しかし、このまま木の燃焼が続いていくと、土の下にある空間の酸素が徐々に少なくなっていき、
酸素がなくなり、結果、火はそのうち消えてしまいます。
そこで、ここでワンポイント!
土の上から小さな穴を開けて、わずかな空気の通り道を作ること。
こうすることで、火も消えず、煙も逃がすことができ、空気もわずかに通ることができる。
低下力でジワジワと木を燃やしていき、炭を作ることができます。
STEP5 そのまま 1 ~ 2 週間ほど放置で炭の完成
これが完成した後の丸太の炭。
この後、小さく砕いて小分けしていき、売られていきます。
以上が、大きな丸太が炭になるまででした。
以上、今回紹介した炭作り及び石運びが、学校の収入源となっていました。
ふと、思ったことは中学校の校長に聞いてみました。
もし学校にお金があったら、このような作業はしないの?
答えは Yes でした。
お金を得て、生徒達が使う教材を買うためにやっているとのこと。
こればかりは、お金の問題なので中々難しいですね。。
日本の教育みたいにボールや楽器、教材がそろってる環境が
いつかやってくるでしょうか。
あらためて、日本の教育とその環境って素晴らしいものなんだなっと思いました。
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